受動態

<be動詞+過去分詞>で「~が~されている」という意味の文になる。これを受動態という。受動態に対応する「~を~する」という文を能動態という。

He uses the room. 彼はその部屋を使う。

この文を受動態にしてみよう。①目的語のthe roomを主語の位置に置く。②動詞のusesを<be動詞+過去分詞>にする。③主語のHeを<by・・・>にして過去分詞の後に置く。代名詞のときは目的格にする。そうすると次のような文になる。

The room is used by him. その部屋は彼によって使われる。

目的語が2つある文を見てみる。

She teaches us English. 彼女は私たちに英語を教えています。

1、usを主語にすると

We are taught English by her. 私たちは彼女に英語を教えてもらいます。(~されると訳さないほうが自然なときがある)

2、Englishを主語にすると

English is taught (to)us by her. 英語は彼女から私たちに教えてもらいます。

make,cookなどの動詞の目的語が2つある文では、普通、人を主語にした受動態の文は作れない。(buyは作れるがもっと自然な言い方があるようである)

She makes him a cake. 彼女は彼にケーキを作る。

受動態にすると

A cake is made for him by her. ケーキは彼女によって彼のために作られる。

第5文型の文を見てみる。

We call him John. 私たちは彼をジョンと呼ぶ。

受動態にすると、himを主語にする。

He is called John by us. 彼は私たちによってジョンと呼ばれます。

by以外の前置詞を用いる受動態もある。

They are known to everyone. 彼らはみんなに知られています。

その他には

be interested in ~ (~に興味がある)

be made from ~ (~(原料)から作られる)

be made of ~ (~(材料)から作られる)

などがある。

発展的な内容だが、形が能動態でも、意味は受動態という場合がある。

His new novel sells well. 彼の新しい小説はよく売れる。

The  notice reads “Off Limits.” 掲示には「立入禁止」と書いてある。

 

 

 

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