関係代名詞(主格)

日本語の文から考えてみたい。

こちらは男性です。彼はあなたに会いたがっています。

この2つの文を1つにすると、

こちらはあなたに会いたがっている男性です。

となる。英語の文で見てみると、

This is the man. He wants to see you.

この2つの文を1つにすると、

This is the man who wants to see you.

となる。この文のwhoのことを関係代名詞という。もともとは「だれかというと」くらいの意味だったと考えられるが、訳さない。Heがwhoになって2つの文が1つの文になっている。

もともと主語だった語が関係代名詞になっているので、主格の関係代名詞という。

また、who wants to see youがthe manを修飾している。このthe manのことを先行詞という。

もう1つ例を見てみたい。

これは市です。そこには多くの公園があります。

This is the city. It has many parks.

英語の文を先に書くと、

This is the city which has many parks. これは多くの公園がある市です。

となる。whichが関係代名詞で、もともとは「どれかというと」くらいの意味だったと考えられるが、訳さない。Itがwhichになって2つの文が1つの文になっている。

このwhichも、もともと主語だった語が関係代名詞になっているので、主格の関係代名詞である。

which has many parksがthe cityを修飾している。先行詞はthe cityである。

主格の関係代名詞では、先行詞が人の場合はwhoを、先行詞が物や動物の場合はwhichを使う。また、主格の関係代名詞にはthatもある。thatは先行詞が人、物、動物、いずれの場合でも使うことができる。

 

 

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