2016年度センター試験6-(5)

Another problem faced by opera is how to meet the demands of audiences who are influenced by popular entertainment.

problemが主語、isが動詞、how以下が補語。faced by operaはproblemにかかる。whoは主格の関係代名詞で、先行詞はaudiences。

face に直面する

meet に応じる

demand 要望

influence に影響を及ぼす

entertainment 娯楽

オペラが直面しているもう1つの問題は、大衆娯楽の影響を受けている観客の要望にどのように応じるかである。

Pop singers are often judged as much on the basis of how they look as how they sound.

受動態の文でsingers are judgedが中心部分。as・・・asで同じぐらいの意味。

basis 基礎

ポップ歌手は音楽と同じように外見に基づいてしばしば判断される。

Therefore, opera singers, performing to audiences influenced by this popular culture, are now expected to be “models who sing.”

singers are expected to be ・・・が文の中心。第5文型の受動態。performing to audiencesはsingersにかかる。influenced・・・cultureはaudiencesにかかる。whoは主格の関係代名詞。

therefore それゆえに

expect を期待する

それゆえ、このポップカルチャーに影響を受けた観客に演じているオペラ歌手は、今や「歌うモデル」になることを期待されている。

These demands may be unrealistic and possibly harmful.

andはunrealisticとpossibly harmfulをつないでいる。第2文型の文。

demand 要求

possibly もしかしたら

harmful 有害な

これらの要求は現実的ではなく、おそらく有害であるかもしれない。

Opera singers simply cannot make a sound big enough to fill a large theater or concert hall without a microphone if their body weight is too low.

singers make a soundが文の中心。第3文型。big・・・hallはsoundにかかる。

simply 全然(否定形の動詞、助動詞の前に置かれる)

enough 十分に

fill を満たす

microphone マイク

オペラ歌手は体重が軽すぎると、マイクなしで、大きな劇場やコンサートホールに響くほどの大きな声を出すことが全然できない。

Emphasizing physical appearance over singing ability may cause audiences to miss out on the human voice at its best.

Emphasizing cause audiences to・・・が文の中心。第5文型。

emphasize を強調する

physical appearance 外見

ability 能力、才能

miss out on を逸する

歌う能力より外見を重視すると、最高の状態の人間の声を観客は聞き逃してしまうかもしれない。

2016年度センター試験6-(6)

There are no easy solutions to opera’s problems and there are many different opinions about the value of opera.

andは「there are・・・」の2つの文をつないでいる。

solution 解決

opinion 意見

value 価値

オペラの問題の簡単な解決策はない。そして、オペラの価値について多くの異なった意見がある。

However, every year many young people register for music courses with hopes and dreams of developing their talents in this special art form.

peopleが主語、registerが動詞。developingは前置詞の目的語で動名詞。

register 登録する

develop を発揮する

special 特別な

しかし、毎年多くの若者がこの特別な芸術形式で才能を発揮する希望や夢をもって音楽コースに登録する。

The fact that opera has survived many obstacles and continues to attract the rising generation demonstrates that it remains a respected art form full of value.

The factが主語、demonstratesが動詞、2つめのthat以下が目的語。1つめのthatは同格のthat。2つ目のthat は接続詞のthat。toは不定詞の名詞的用法。full of valueは後ろからformを修飾している。

fact 事実

survive を切り抜けて生き残る

obstacle 障害

continue を続ける

attract の心をとらえる

rising generation 若い世代

demonstrate ということを証明する

remain のままである

respect を尊重する

オペラが多くの障害を生き残り、新しい世代の心をとらえ続けるという事実は、オペラが価値にあふれた尊重される芸術形式であることを証明する。

 

be動詞の否定文・疑問文

be動詞の否定文はbe動詞の後にnotを置く。

まずは肯定文。

I am a student. 私は生徒です。

この文を否定文にすると

I am not a student. 私は生徒ではありません。

I am=I’m 短縮形も使える。

You are a teacher. あなたは先生です。

否定文にすると

You are not a teacher. あなたは先生ではありません。

You are not=You’re not=You aren’t 短縮形が2つある。

疑問文について見ていきたい。

be動詞の文の疑問文は、主語とbe動詞を入れ換えて作ることができる。

まずは肯定文。

You are from Tochigi. あなたは栃木の出身です。

この文を疑問文にすると

Are you from Tochigi? あなたは栃木の出身ですか。

答え方としては

Yes, I am. はい、そうです。 / No, I am not. いいえ、ちがいます。

となる。

whatなど疑問詞を使った疑問文や、orを使った疑問文も見ておきたい。

What is this? これは何ですか。

It is an apple. それはリンゴです。

Is this a pen or a pencil? これはペンですか、それとも鉛筆ですか。

It’s a pen. それはペンです。

What time is it? 何時ですか。

It’ eight o’clock. 8時です。

What day is it today? 今日は何曜日ですか。

It’s Wednesday. 水曜日です。

What’s the date today? 今日は何月何日ですか。

It’s December 6. 12月6日です。

How is the weather today? 今日の天気はどうですか。

It’s sunny. 晴れです。

Where is your book? あなたの本はどこですか。

It’s on the table. 机の上です。

When is your birthday? あなたの誕生日はいつですか。

It’s October 15. 10月15日です。

Whose is this pen? = Whose pen is this? このペンはだれのですか。=これはだれのペンですか。

It’s mine. 私のものです。

Which is my book? どちらが私の本ですか。

This one is. こちらです。

Which racket is yours, this one or that one? どちらのラケットがあなたのですか、こちらですか、それともあちらですか。

This one is. こちらです。

How old are you? あなたは何歳ですか。

I’m thirteen years old. 13歳です。

How tall is your sister? あなたの姉の身長はどれくらいですか。

She is 160 centimeters tall. 160センチメートルです。

How far is the library? 図書館まではどれくらいの距離がありますか。

It’s about 1 kilometer. 約1キロメートルです。

How long is this bridge? この橋はどれくらいの長さですか。

It’s about twenty meters long. 約20メートルです。

How much is this bike? この自転車はいくらですか。

It’s 30,000 yen. 3万円です。

受動態

<be動詞+過去分詞>で「~が~されている」という意味の文になる。これを受動態という。受動態に対応する「~を~する」という文を能動態という。

He uses the room. 彼はその部屋を使う。

この文を受動態にしてみよう。①目的語のthe roomを主語の位置に置く。②動詞のusesを<be動詞+過去分詞>にする。③主語のHeを<by・・・>にして過去分詞の後に置く。代名詞のときは目的格にする。そうすると次のような文になる。

The room is used by him. その部屋は彼によって使われる。

目的語が2つある文を見てみる。

She teaches us English. 彼女は私たちに英語を教えています。

1、usを主語にすると

We are taught English by her. 私たちは彼女に英語を教えてもらいます。(~されると訳さないほうが自然なときがある)

2、Englishを主語にすると

English is taught (to)us by her. 英語は彼女から私たちに教えてもらいます。

make,cookなどの動詞の目的語が2つある文では、普通、人を主語にした受動態の文は作れない。(buyは作れるがもっと自然な言い方があるようである)

She makes him a cake. 彼女は彼にケーキを作る。

受動態にすると

A cake is made for him by her. ケーキは彼女によって彼のために作られる。

第5文型の文を見てみる。

We call him John. 私たちは彼をジョンと呼ぶ。

受動態にすると、himを主語にする。

He is called John by us. 彼は私たちによってジョンと呼ばれます。

by以外の前置詞を用いる受動態もある。

They are known to everyone. 彼らはみんなに知られています。

その他には

be interested in ~ (~に興味がある)

be made from ~ (~(原料)から作られる)

be made of ~ (~(材料)から作られる)

などがある。

発展的な内容だが、形が能動態でも、意味は受動態という場合がある。

His new novel sells well. 彼の新しい小説はよく売れる。

The  notice reads “Off Limits.” 掲示には「立入禁止」と書いてある。

 

 

 

不定詞と動名詞

不定詞の名詞的用法と動名詞は、どちらも「~すること」という意味を表す。

共通点として、主語、動詞の目的語、補語になることができる。

相違点として、動名詞は前置詞の目的語になることができるが、不定詞は前置詞の目的語になることはできない。

共通点として、動詞の目的語になることができると書いたが、動詞によっては、動名詞だけを目的語にとるものと、不定詞だけを目的語にとるものがある。

動名詞だけを目的語にとる動詞は、enjoy(楽しむ)、finish(終える)、stop(やめる)など。

不定詞だけを目的語にとる動詞は、want(望む)、hope(希望する)、decide(決定する)など。

動名詞と不定詞の両方を目的語にとる動詞は、like(好む)、begin(始める)、start(始める)など。

注意しなくてはいけないのはstopが使われた文である。

He stopped to talk. 彼は話すために立ち止まった。

<stop+to不定詞>で、「~するために立ち止まる」の意味。

He stopped talking. 彼は話すのをやめた。

<stop+動名詞>で、「~するのをやめる」の意味。

stopの後のto不定詞は修飾語、動名詞は目的語になる。

 

動名詞

「~すること」という意味を表す「動詞の-ing形」を動名詞という。(現在進行形で使った「動詞の-ing形」は現在分詞という。)

We enjoyed playing soccer. 私たちはサッカーをして楽しんだ。

playingは「すること」という意味で、enjoyedの目的語になっている。

My hobby is taking pictures. 私の趣味は写真を撮ることだ。

takingは「撮ること」という意味で、補語になっている。

Learning a foreign language is difficult. 外国語を学ぶことは難しい。

Learningは「学ぶこと」という意味で、主語になっている。

Thank you for inviting us. お招きいただきありがとうございます。

invitingは「招くこと」という意味で、前置詞forの目的語になっている。(前置詞は後ろに名詞や動名詞がくる)

不定詞(その3)

中学校で習う残りの不定詞について見ておきたい。

1、疑問詞+to+動詞の原形

what to ~ (何を~すべきか)

how to ~  (どのように~すべきか、~の方法)

where to ~ (どこで~すべきか、どこへ~すべきか)

など

He knows how to solve the problem. 彼はその問題の解き方を知っている。

2、It is+(形容詞)+((for+人))+to+動詞の原形

It is important for us to study English. 私たちにとって英語を勉強することは重要だ。

この形で使う形容詞としては、easy(易しい)、necessary(必要な)、difficult(難しい)などがある。

3、主語+動詞+人+to+動詞の原形 (第5文型の文)

I want you to clean your room. 私はあなたに自分の部屋をそうじしてもらいたい。

They asked her to play the piano. 彼らは彼女にピアノを弾いてくれるように頼んだ。

He told me to open the window. 彼は私に窓を開けるように言った。

4、too・・・to~ (~するには・・・すぎる、あまりに・・・なので~できない)

He is too tired to run. 彼は走るには疲れすぎている。

この文は

He is so tired that he can’t run. 彼はとても疲れているので走ることができない。

と書き換えることができる。

5、enough+to+動詞の原形、enough+名詞+to+動詞の原形

I am hungry enough to eat a horse. 私は馬1頭が食べられるほどおなかがすいている。

We had enough time to see the movie. 私たちはその映画を見る時間が十分あった。

不定詞(その2)

普通、名詞を修飾する形容詞は、名詞の前に置かれる。

a kind girl 親切な少女

aは冠詞、kindは形容詞、girlは名詞。

例外もある。(somethingはここでは代名詞だが)

something hot 何か熱いもの

形容詞的用法の不定詞とsomethingを使った文を見ておく。

I want something to drink. 私は何か飲み物が欲しい。

I want something hot to drink. 私は何か熱い飲み物が欲しい。

1つ目の文は<something+to不定詞>。二つ目の文の<something+形容詞+to不定詞>の形に注意。

原因を表す副詞的用法の不定詞についても見ておきたい。(手元の教科書によると中学3年生の内容)

I am glad to get a present. 私はプレゼントをもらってうれしい。

to不定詞が「~して」という原因を表していて、glad(うれしい)の形容詞にかかっているので、副詞的用法の不定詞である。

 

不定詞(その1)

「to+動詞の原形」のことを不定詞という。

少し工夫してみたい。

1.She went to Tokyo to meet her friend. 彼女は彼女の友達に会う(   )東京へ行きました。

2.To play soccer is fun. サッカーをする(   )は楽しい。

3.We have some books to read. 私たちは読む(   )本を何冊か持っている。

(   )にはどんな言葉が入るだろうか。

答えを書いてしまうと、1は(ために)、2は(こと)、3は(ための)または(べき)となる。

1で、to meet以下はwentにかかっている。動詞を修飾しているので、副詞的用法の不定詞という。

2で、To play soccerは主語になっている。名詞的用法の不定詞という。

3で、to readはbooksにかかっている。名詞を修飾しているので、形容詞的用法の不定詞という。

もう少し例文を見てみよう。

He wants to be a teacher. 彼は先生になりたいと思っている。

beはbe動詞の原形で、「~になる」という意味。want toは「~することを望む」→「~したいと思う」という訳になる。

Tom tried to swim. トムは泳ごうとした。

try toは「~することを試みる」→「~しようとする」という訳になる。

現在形と現在進行形

現在形と現在進行形について考えてみたい。

現在形の例文をいくつか見てみよう。

He has a cold. 彼は風邪をひいている。

I get up at 8 o’clock every morning. 私は毎朝8時に起きます。

現在形は現在の状態や、習慣的動作を表す。

現在進行形の例文をいくつか見てみよう。

She is running. 彼女は走っています。

I am watching TV now. 私は今、テレビを見ています。

現在進行形は<be動詞+動詞の-ing形>で、あることがらが始まって、まだ終わっていないこと、つまり現在進行中の動作を表す。

注意すべき点として、like(好き)、love(愛している)、know(知っている)、want(欲しい)、see(見える)など状態を表す動詞は、普通進行形では使われない。

haveは「持っている」という意味では進行形にしないが、「食べる」という意味では進行形にできる。